idea factory from newspaper 2003 8 30

SARSについて
 SARSの再流行について、冬に備えて、対策を立てておく必要があります。
今年の夏、暑かった地域では、SARSの再流行の可能性があります。
 今回は、夏の虫が影響すると思います。
都会では、夏の虫と言っても、わからないでしょうが、
田舎で、夜に、蛍光灯をつけていると、窓ガラスに大量に張り付く虫です。
それから、蚊です。
秋には、この夏の虫が大量に死んで、空気中を漂い、空気中を滞留して、
影響がでることになります。
 たとえば、大地震で、人間が大量に死んだ場合、
遺体を、すぐに、かたづけますが、
これは、宗教的な意味もありますが、衛生的な意味もあります。
 ですから、今年の夏、暑かった地域では、
SARSを含めて呼吸器系の病気について、その対策を、今から、立てておく必要があります。

中東情勢(Middle East situation)
 民族の対立に、宗派の対立、それに部族の対立。
パンドラの箱。
混沌とする中東情勢。
 中東がどうなるか。
これは、やはり、ある方向へ向かっていると言わざるを得ない。
その方向へ向かって、力が働いていると言わざるを得ない。
 イスラム教の大事な教えに、
「アラーの下での平等」「喜捨Zakat」というものがあります。
 しかしながら、今のイスラム社会では、貧富の格差が、あまりに大きくなったのです。
もちろん、仕事で成功すれば豊かになり、
仕事で失敗すれば貧しくなります。
このような貧富の格差は認められます。
しかし、問題は、貧富の格差が固定化したことが、大きな問題です。
これは、「アラーの下での平等」「喜捨Zakat」と矛盾します。
 「富める者は、常に貧しい者たちを助けよ」
これは、アラーの教えの重要な部分です。
つまり、今のイスラム社会の一部では、アラーの教えに反しているのです。
イスラム教徒であって、イスラム教徒でない者が、イスラム社会で増えているのです。
このような状況では、新しいイスラム教の勢力がでてきても、反論はできません。
 貧富の格差は、やむを得ないが、
貧富の格差が固定化することは、想定していない。